口春村(読み)くちのはるむら

日本歴史地名大系 「口春村」の解説

口春村
くちのはるむら

[現在地名]稲築町口ノ春

遠賀おんが川左岸にあり、北から西にかけては山野やまの村。「続風土記」や天保郷帳には同村の枝郷とある。「続風土記拾遺」は同村の枝村であったが今は別村となっていると記す。小早川時代の指出前之帳では上口春村の田一一町一反余(分米九六石余)・畠一四町二反余(分大豆六一石余)。慶長石高帳に口ノ春村とみえ、慶長七年(一六〇二)の検地高七四七石余(うち大豆二二八石余)とあるが、「口ノ原村」(現頴田町)の高として記される三九三石余(うち大豆二一六石余)が当村の高と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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