口授(読み)クジュ

デジタル大辞泉 「口授」の意味・読み・例文・類語

く‐じゅ【口授】

[名](スル)直接に口で言って教え授けること。こうじゅ。「秘伝口授する」
[類語]授ける伝授師伝奥伝奥許し口伝

こう‐じゅ【口授】

[名](スル)口で言って直接に教えを授けること。くじゅ。「秘伝を口授する」

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精選版 日本国語大辞典 「口授」の意味・読み・例文・類語

く‐じゅ【口授】

〘名〙 直接に口で言って教えること。口伝(くでん)。こうじゅ。
史記抄(1477)一六「伏生が口授を受けたは二十九篇なりと云へども」
江戸繁昌記(1832‐36)二「纔に先師口授の経文を臆誦するを以て」 〔漢書芸文志

こう‐じゅ【口授】

〘名〙 直接に口で言って教え授けること。くじゅ。
歌舞伎繰返開花婦見月三人片輪)(1874)序幕学校で修身口授(コウジュ)先生が、お教へなすった西洋に」

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普及版 字通 「口授」の読み・字形・画数・意味

【口授】こうじゆ

口ずから教える。〔三国志、魏、賈逵伝〕兒爲(た)りしより、戯弄するに、常に部伍を設く。、之れを異(あや)しみて曰く、汝(なんぢ)大ならば必ず將と爲らんと。(ことごと)く兵法數言を口授す。

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