口座振替(読み)こうざふりかえ

精選版 日本国語大辞典 「口座振替」の意味・読み・例文・類語

こうざ‐ふりかえ ‥ふりかへ【口座振替】

〘名〙 金融機関で、預金者の依頼により支払い指定日に電気ガス水道などの公共料金税金などを預金者の口座から引き落とし、徴収者の口座へ振り込み、支払いを済ませること。自動振替とも。
地方自治法(1947)二三二条の五「普通地方公共団体支出は〈略〉隔地払又は口座振替の方法によってこれをすることができる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口座振替」の意味・読み・例文・類語

こうざ‐ふりかえ〔‐ふりかへ〕【口座振替】

金融機関で預金者の依頼により、支払い指定日に電気・ガス・水道・電話などの料金や税金などを預金者の口座から自動的に引き落として徴収者の口座に振り込み、支払いを済ませる金融機関のサービス。自動振替。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「口座振替」の意味・わかりやすい解説

口座振替
こうざふりかえ

自動振替ともいう。金融機関の一種の支払代行業務で,預金者の依頼に基づいて公共料金その他指定する種目代金預金口座から自動的に引落して,収納企業の預金口座へ振込む手続をいう。この方法は 1955年に日本電信電話公社の電話料金の支払方法として採用されたことに始る。支払方法は預金者が支払先および取引銀行に対して口座振替のための所定の手続をすることにより,以後は支払先からの請求書は直接取引銀行に送付され,銀行は預金者の口座から払戻請求書なしに自動的に請求額を引落し,請求先へ入金の手続を行う。この制度の採用によって徴収事務が簡素化され,しかも収納が確実に行えることから,その後急速に発展し,現在では NHK受信料,電気・ガス・水道料金,住宅公団家賃などの公共料金,生命保険料,クレジットカード会社への支払いから,国税・地方税の納税にまで及んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android