口外(読み)こうがい

精選版 日本国語大辞典 「口外」の意味・読み・例文・類語

こう‐がい ‥グヮイ【口外】

〘名〙
① 口の外側。〔広益熟字典(1874)〕
② (━する) 口に出して言うこと。ことばに出すこと。他人に話すこと。
※中右記‐長治元年(1104)二月一一日「件事不委記、不口外之故也」
※滑稽本・風来六部集(1780)放屁論「此事口外(コウグイ)せまじきよし、証文を書て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口外」の意味・読み・例文・類語

こう‐がい〔‐グワイ〕【口外】

[名](スル)口に出して言うこと。秘密などを第三者に話すこと。「むやみに人の秘密を口外してはならない」「口外無用」
[類語]公言話す語るしゃべる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る打ち明ける明かす説明する述懐する告白する言い出す発言する口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくしゃべくる他言たごんする言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切るおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android