口を合わせる(読み)くちをあわせる

精選版 日本国語大辞典 「口を合わせる」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 合(あ)わせる

相手の話に調子を合わせる。話を合わせる。
洒落本・廓節要(1799)「よんどころねへいきさつで口を合せた所が」
② 言うことが違わないように話を一致させる。言葉をしめし合わす。
随筆・梅翁随筆(1789‐1801か)二「男頓死せしゆへ訴へ出る所也。弁当箱の主なれば、一寸来り口を合せよとの事也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口を合わせる」の意味・読み・例文・類語

くちわ・せる

しめし合わせて同じことを言う。口裏を合わせる。「ばれないように―・せる」
相手に話の調子を合わせる。
「その人の好きな事に連れて―・せようといふものす」〈滑・浮世床・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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