(読み)じょする

精選版 日本国語大辞典 「叙」の意味・読み・例文・類語

じょ‐・する【叙】

〘他サ変〙 じょ・す 〘他サ変〙
① 爵・位・勲等・官等などを授ける。
今昔(1120頃か)二二「祖父大領四位に叙して、修理大夫になむ被成たり」
平家(13C前)二「同三年四月十三日、正二位に叙せらる」
文章詩歌に述べあらわす。
菅家後集(903頃)「奉臣家集之御製、不韻、兼叙鄙情
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉第一板「その詳は次に叙するが如し」

じょ【叙】

〘名〙
物事順序順位しだい。また、官位などを授けること。
※続日本紀‐慶雲三年(706)二月庚寅「於律雖除名之人六載之後聴叙之文。令内未除名之罪限満以後応叙之式。冝議作叙之条
② =じょ(序)③〔書言字考節用集(1717)〕

じょ‐・す【叙】

〘他サ変〙 ⇒じょする(叙)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「叙」の意味・読み・例文・類語

じょ【叙〔敍〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]ジョ(呉) [訓]のべる
順序立てて述べる。「叙景叙事叙述自叙直叙倒叙平叙
官位を授ける。「叙位叙勲叙任昇叙追叙
(「」の代用字)思いを述べる。「叙情
[名のり]のぶ・みつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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