受口(読み)ウケグチ

デジタル大辞泉 「受口」の意味・読み・例文・類語

うけ‐ぐち【受(け)口】

物を受け入れるためにあけてある口。受け入れ口。「電球受け口
《「うけくち」とも》下あごが上あごより前に出ている口。
木を伐採するとき、倒そうとする側のやや下方につけておく、おのやのこぎりの切り口。⇔追い口

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精選版 日本国語大辞典 「受口」の意味・読み・例文・類語

うけ‐ぐち【受口】

〘名〙
① 物を受け入れるためにあけてある口。受入口。
② (「受唇」とも書く。「うけくち」とも) 下唇上唇より突き出ている口。うけくちびる。
※身のかたみ(室町中頃)「うけ口、すけぐち、わにぐちなどとて」
※銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後「すこしうけ口な愛くるしい脣」
③ きこりが樹木を切る時、鋸を入れる前にその倒れる方向を確かにし、また、割れることを防ぐために、倒そうとする側に斧(おの)でつけておく切り口。⇔追口

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