取運(読み)とりはこぶ

精選版 日本国語大辞典 「取運」の意味・読み・例文・類語

とり‐はこ・ぶ【取運】

〘他バ五(四)〙
① 手に持って、物を他の場所へ移し送る。
謡曲蘆刈(1430頃)「蘆を取り運びて、この市に出づる足数に、お足添へて召されよや」
② (「とり」は接頭語) 手段を講じてとどこおりなく進行させる。ことをはこぶ。
人さまざま(1921)〈正宗白鳥〉「彼れが斡旋した妹の婚礼も、極めて手軽に取運ばれたのであるし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android