精選版 日本国語大辞典 「取向・執向」の意味・読み・例文・類語
とり‐むか・う ‥むかふ【取向・執向】
〘自ハ四〙
① (「とり」は接頭語) そのものに向きあう。相対する。
※苔の衣(1271頃)三「かやうの物にとりむかひたまふにも、いと心ちあしうむつかしうおぼさるれど」
③ 手紙などを書くために、筆をとって机に向かう。
※枕(10C終)九九「なほこの返りごとたてまつらんとて、とりむかふに」
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