叔世(読み)しゅくせい

精選版 日本国語大辞典 「叔世」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐せい【叔世】

〘名〙 末の世。末世(まっせ)季世(きせい)澆季(ぎょうき)
信長記(1622)一五上「然るに叔世(シュクセイ)、君臣無道にして、剛強をほしゐままにし」 〔春秋左伝‐昭公六年〕

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普及版 字通 「叔世」の読み・字形・画数・意味

【叔世】しゆくせい

末世。衰乱の時代。〔左伝、昭六年〕三辟(さんぺき)(禹刑・湯刑・九刑)の興るは、皆叔世なり。今吾子(ごし)(子産をさす)、國に相として封洫(ほうきよく)を作り、謗を立て、參辟を制し刑書を鑄る。將(まさ)に以て民を(やす)んぜんとするも、亦たからずや。

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