収攬(読み)しゅうらん

精選版 日本国語大辞典 「収攬」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐らん シウ‥【収攬】

〘名〙
① 人々の心などをうまくとらえること。〔漢語字類(1869)〕
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四五「是れ人心を収攬する道なり」
② 取りまとめること。とりおさめること。収拾
※時代閉塞の現状(1910)〈石川啄木〉三「魚住氏は此一見収攬(シウラン)し難き混乱状態に対して」 〔晉書‐周嵩伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「収攬」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐らん〔シウ‐〕【収×攬】

[名](スル)人の心などをとらえて手中におさめること。「人心を収攬する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「収攬」の読み・字形・画数・意味

【収攬】しゆう(しう)らん

とり入れて自分のものとする。〔晋書、周崇伝〕光武、王族を以て閭閻(りょえん)に奮ひ、~奇を收攬し、の業を續(つ)ぐ。~天下に定まるにんで、頗(すこ)ぶる功臣を廢黜(はいちゅつ)するは何ぞや。

字通「収」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android