反射角(読み)はんしゃかく

精選版 日本国語大辞典 「反射角」の意味・読み・例文・類語

はんしゃ‐かく【反射角】

〘名〙 光が反射した点の物質の境界面における法線反射光線のなす角。入射角と等しい値をとる。
気海観瀾広義(1851‐58)一四「これを中とし、其両方の角を投入角、反射角と名づく」

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デジタル大辞泉 「反射角」の意味・読み・例文・類語

はんしゃ‐かく【反射角】

反射波の進行方向と、反射面に立てた法線とがなす角。角度は入射角と等しい。

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世界大百科事典(旧版)内の反射角の言及

【反射】より

…(2)反射波は入射波と境界面の同じ側にあり,境界面の法線に関して反対の側にある。(3)入射波および反射波が境界面の法線となす角をそれぞれ入射角および反射角といい,反射角は入射角に等しい。 波のぶつかる相手が波長よりきわめて小さい微粒子,または原子や分子のとき,波の進行方向が変化する現象を散乱という。…

【光】より

…このとき,反射光線と屈折光線とはいずれも入射光線と入射点における境界面の法線とを含む面(入射面という)のなかにあり,かつ法線に関して入射光線の反対側にある(図1)。入射光線,反射光線,屈折光線が入射点において境界面の法線となす角θIRDをそれぞれ入射角,反射角,屈折角と呼ぶが,θR=θIであり,またsinθI/sinθDn21は入射角によらず一定となる。後者の関係はスネルの法則と呼ばれ,n21を第2媒質の第1媒質に対する相対屈折率と呼ぶ。…

※「反射角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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