反取・段取(読み)たんどり

精選版 日本国語大辞典 「反取・段取」の意味・読み・例文・類語

たん‐どり【反取・段取】

〘名〙 江戸時代、徴租法の一つ。田畑上中下の等級ごとに一反歩当たりの斗代石盛=標準収穫量)を決め、これにその年の免(租率)を乗じて年貢取米を決定する法。関東多く行なわれたのに対し、関西では厘付取(りんづけどり)租法(=村高に免を乗じて取米を決める法)が一般的であった。
御触書寛保集成二三・正徳三年(1713)四月「田畑石盛反取等之次第

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android