双璧(読み)そうへき

精選版 日本国語大辞典 「双璧」の意味・読み・例文・類語

そう‐へき サウ‥【双璧】

〘名〙
二つの玉。一対宝玉。〔傅玄‐乗輿馬賦〕
甲乙がつけられないほどにすぐれている二つのもの。比較対照される一対の立派なものや人。
※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉四「柊君が風呂敷法衣で、〈略〉『和尚の味』を演じたのと、志村の鶴松君が女学生姿で英文〈略〉を朗読したのが、今夜の双璧(サウヘキ)であった」 〔北史‐陸凱伝〕

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デジタル大辞泉 「双璧」の意味・読み・例文・類語

そう‐へき〔サウ‐〕【双璧】

一対の宝玉。
ともにすぐれていて優劣のつけがたい二つのもの。「現代画壇の双璧
[類語]二枚看板三羽烏四天王互角伯仲五分五分おっつかっつ拮抗どっこいどっこいとんとん等しい同じ同一等価同等五分対等匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相搏あいう追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ

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普及版 字通 「双璧」の読み・字形・画数・意味

【双璧】そうへき

一対の璧玉

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