又被官(読み)またびかん

精選版 日本国語大辞典 「又被官」の意味・読み・例文・類語

また‐びかん ‥ビクヮン【又被官】

〘名〙 家来の家来。又家来。
※玉塵抄(1563)三三「魯の君のひくゎん天子の又びくゎん陪臣と云ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の又被官の言及

【被官】より

…主人‐被官関係は中世社会を貫く一般的な主従関係であり,中世社会の骨格をなしていたと言えよう。そのことをよく示すのが〈又被官〉の存在で,被官がさらに被官をかかえ,そうした被官の被官を又被官と呼ぶ。さらに地頭や土豪が百姓身分のものを被官として使役する被官百姓が多数存在したことも注目される。…

※「又被官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android