デジタル大辞泉 「原爆の子」の意味・読み・例文・類語 げんばくのこ【原爆の子】 長田新が、広島で被爆した子供たちの体験をまとめた手記。昭和26年(1951)刊行。昭和27年(1952)、新藤兼人監督・脚本により映画化され、英国アカデミー賞国連平和賞受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「原爆の子」の意味・わかりやすい解説 原爆の子げんばくのこ さまざまな形で広島原爆を体験した子供たちの作文集。広島文理大学の学長であった教育学者の長田新(おさだあらた)の編集で、1951年(昭和26)に岩波書店より刊行。被爆時に4歳より中学生までの年齢にあった子供たちの見聞や体験を、その6年後につづらせた作文100余編を収める。純真な子供の筆であるだけに、つづられた内容は真率で、多くの読者を感動させ、平和への強い証言となっている。52年には、これを基にして新藤兼人(かねと)監督の手で映画化もされた。[上笙一郎]『長岡弘芳著『原爆文学史』(1973・風媒社)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「原爆の子」の解説 原爆の子 ①編:長田新による著作。原爆投下を体験した子供たちの手記。1951年刊行。1952年、第6回毎日出版文化賞受賞。②1952年公開の日本映画。①を原作とする。監督・脚本:新藤兼人、撮影:伊藤武夫。出演:乙羽信子、細川ちか子、清水将夫、斎藤美和、下元勉、滝沢修、北林谷栄ほか。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報