原子軌道(読み)げんしきどう

世界大百科事典(旧版)内の原子軌道の言及

【原子軌道関数】より

…原子内では,個々の電子の雲(電子雲electron cloud)が重なりあって存在するとして,よく個々の電子の雲の状態は複素関数で表される。この複素関数は古典力学(ニュートン力学)における電子の円軌道,楕円軌道に相等するものなので,原子軌道関数と呼ばれ,略して原子軌道ともいう。原子軌道関数には,その広がりの程度と角運動量の大きさとに対応して,1s,2s,2pなどの名前がつけられている。…

※「原子軌道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」