厄払い(民俗)(読み)やくはらい

百科事典マイペディア 「厄払い(民俗)」の意味・わかりやすい解説

厄払い(民俗)【やくはらい】

年越節分に行う厄難を払う民俗行事。煎豆(いりまめ)をまいて,年の数より一つ多く食べるとか,袋に入れて身体をさすり,のち賽銭(さいせん)とともに社寺に奉納するなどした。また〈御厄(おんやく)払いましょ,厄落し〉と唱えて門付(かどづけ)する者も厄払といった。→厄年

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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