即心院(読み)そくしんいん

日本歴史地名大系 「即心院」の解説

即心院
そくしんいん

[現在地名]信濃町大字荒瀬原 山神

三水さみず村大字芋川いもかわの曹洞宗苔翁たいおう寺末、斑尾山と号し、本尊薬師如来(木像)

天和二年(一六八二)二月、斑尾峰薬師別当即心院から飯山領主松平忠倶に提出した書上(寺社領并由緒書)に、

<資料は省略されています>

とある。現在地より東方の字正徳寺に正徳寺の跡がある。

慶安四年(一六五一)四月、里人たちは、斑尾嶺上の薬師如来像が山火のために焼失することをおそれ、相談のうえ、これを即心院に遷座し、代りに石堂を嶺上に造り、中に一二体の石仏を安置したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報