危害情報システム(読み)きがいじょうほうシステム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「危害情報システム」の意味・わかりやすい解説

危害情報システム
きがいじょうほうシステム

商品サービスによる人身事故未然に防ぐためにつくられた情報収集・処理システム。国民生活センターの「危害情報システム」は 1975年に発足し,全国各地の消費生活センターから商品関連人身事故の情報を収集,1978年からは協力病院から事故情報を収集し,事故の再発,未然防止に努めている。このほか,厚生労働省の「医薬品等安全性情報報告制度」,「家庭用品に係る健康被害病院モニター報告制度」があり,また経済産業省にも,同省所管の消費生活用製品を対象とした事故情報を収集する「事故情報収集制度」がある。

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知恵蔵 「危害情報システム」の解説

危害情報システム

商品やサービスによる被害を未然に防ぐため、国や国民生活センターが中心となって危害情報を収集している。主なものとして、高齢者見守りネット、家庭用品に係る健康被害病院モニター制度、医薬品等安全性情報報告制度などが挙げられる。

(篠崎悦子 ホームエコノミスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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