印象主義批評(読み)いんしょうしゅぎひひょう

世界大百科事典(旧版)内の印象主義批評の言及

【ペーター】より

…65年同大学ブレーズノーズ・カレッジの個人指導教師となり,以後ほとんどここを離れることなく,死ぬまで思索と著作の独身生活を送った。批評家として最初に注目されたのは,1873年発表の《ルネサンス》で,これにより〈芸術のための芸術〉の擁護者,いわゆる〈印象主義批評〉の祖とみなされることとなった。O.ワイルドをはじめ,19世紀末の唯美主義文学者たちに強い感化を及ぼしたが,宗教や道徳を無視するとして非難を受けたこともある。…

【ルネサンス】より

…14世紀から16世紀にかけて,イタリアをはじめとして,ヨーロッパ各地に生起した,大規模な文化的活動の総称。哲学,文献学,キリスト教学,美術,建築,音楽,演劇,文学,言語学,歴史叙述,政治論,科学,技術などそれぞれの文化領域において,顕著な発展がしるされた。ルネサンスの用語自体は,フランス語で,〈再生〉を表す語に基づく。ここではルネサンスを,次の五つの側面から説き明かす。(1)概念の再検討,(2)歴史的・社会的背景,(3)形式上の枠組み,(4)内質上の志向性,(5)周辺と終息。…

※「印象主義批評」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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