占出山町(読み)うらでやまちよう

日本歴史地名大系 「占出山町」の解説

占出山町
うらでやまちよう

中京区錦小路通烏丸西入

東西に通る錦小路にしきこうじ通を挟む両側町。西側で一部室町むろまち(旧室町小路)に接する。

平安京の条坊では、左京四条三坊三保一一町南及び同一二町北。平安中期以降は錦室町小路の東。

この町は元亀(一五七〇―七三)の頃、七町半組に属していたはずであるが、上下京御膳方御月賄米寄帳(立入宗継文書)にはみえない。祇園会の占出山は明応九年(一五〇〇)より当町から出した。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「浦出山町」とあり、中井家系絵図ではこのほか「浦出町」「うらで山ノ町」「占出山町」などとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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