(読み)ボク

デジタル大辞泉 「卜」の意味・読み・例文・類語

ぼく【卜】[漢字項目]

人名用漢字] [音]ボク(慣) [訓]うらなう
かめの甲を用いて吉凶を判断すること。一般に、うらない。うらなう。「卜辞卜占亀卜きぼく筮卜ぜいぼく売卜
選び定める。「卜居・卜宅」
難読卜部うらべ

ぼく【×卜】

亀甲獣骨を焼いて生じるひびの形により事の吉凶をうらなうこと。また一般に、うらなうこと。うらない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「卜」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐・する【卜】

〘他サ変〙 ぼく・す 〘他サ変〙
① うらなう。うらないさだめる。うらなってする。
新儀式(963頃)四「或令神祇官卜其祟
※中華若木詩抄(1520頃)下「周易と云者は、あらかじめ、人の是非得失を、卜(ホク)する者也」
② 判断する。また、さだめる。
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉二「其人民の喜悦する有様を見て地方人心を卜す可らず」

ぼく【卜】

〘名〙 亀の甲や獣骨を焼いて生じるひび割れの形によって、将来の吉凶を判断すること。占って物事を選び定めること。占い
保元(1220頃か)下「亀の卜と易の卜との浅深を論じ給ひけり」 〔書経‐盤庚下〕

ぼく‐・す【卜】

〘他サ変〙 ⇒ぼくする(卜)

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