単身(読み)たんしん

精選版 日本国語大辞典 「単身」の意味・読み・例文・類語

たん‐しん【単身】

〘名〙 ただひとり。ひとり。単独
令義解(718)賦役「其分番上役者。家有兼丁者要月、家貧単身者閑月」
近江聖人(1892)〈村井弦斎〉大妙薬「十二歳少年、未だ単身(タンシン)にて一里の道を行きし事さへあらざれば」 〔後漢書循吏・孟嘗伝〕

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デジタル大辞泉 「単身」の意味・読み・例文・類語

たん‐しん【単身】

一人だけであること。ただ一人。単独。「単身上京する」
家族のいないこと。特に、結婚していないこと。また、その人。ひとりみ。独身。「単身者用住宅」
[類語]唯一一人単独紅一点身一つ孤独独りぼっち単数単一単発単品無二無比又と無い無双無類比類の無い・類が無い・類を見ない・比べ物にならない・並び無い・例えようも無い・底知れない比類ない類いまれ紅一点孤立人っ子一人一人天下孤高又無い又と二度と二度と再び滅多千載一遇得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機

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普及版 字通 「単身」の読み・字形・画数・意味

【単身】たんしん

一人。〔後漢書、循吏、孟嘗伝〕故(もと)の合浦の太守孟嘗、~單身と謝し、(ろうじ)に躬(きうかう)し、景(かげ)を(かく)し(かく)し、を揚(あ)げず。

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