単襲(読み)ヒトエガサネ

デジタル大辞泉 「単襲」の意味・読み・例文・類語

ひとえ‐がさね〔ひとへ‐〕【襲】

裏をつけずに、袖口・裾などのへりって仕立てた単衣ひとえぎぬを数枚重ねること。女性夏季に用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「単襲」の意味・読み・例文・類語

ひとえ‐がさね ひとへ‥【単襲】

〘名〙 裏地をつけないで、袖口・裾などの縁(へり)を捻り返した単(ひとえ)を数枚重ねること。
※宇津保(970‐999頃)祭の使「ひとへがさねのあや、かいねりのあこめ着たるわらは」

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