単純タンパク質(読み)タンジュンタンパクシツ

化学辞典 第2版 「単純タンパク質」の解説

単純タンパク質
タンジュンタンパクシツ
simple protein

タンパク質なかで,完全に加水分解した際に,α-アミノ酸とその誘導体のみを生成するタンパク質.[別用語参照]複合タンパク質

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「単純タンパク質」の解説

単純タンパク質

 複合タンパク質に対していう.アミノ酸だけからなるタンパク質.リン酸エステル化されたり,糖と結合したものは複合タンパク質.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の単純タンパク質の言及

【タンパク質(蛋白質)】より


[タンパク質の分類]
 ひじょうに多数の種類から成るタンパク質を分類しようとする試みはいろいろある。ポリペプチド鎖のみから成るものを単純タンパク質simple protein,他の物質と結合して(非共有結合も含める)存在するものを複合タンパク質conjugated proteinという(表3-(1))。溶媒中の等電点の違いによる分類もあり(表3-(2)),また,アルブミン,グロブリンなどの名は,溶解度によりタンパク質を分類したときの名残りである(表3-(4))。…

※「単純タンパク質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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