単糖類(読み)たんとうるい(英語表記)monosaccharide

翻訳|monosaccharide

精選版 日本国語大辞典 「単糖類」の意味・読み・例文・類語

たんとう‐るい タンタウ‥【単糖類】

〘名〙 糖類うち加水分解によってそれ以上簡単な糖類に分解できないもの。炭水化物構造基本となっている。ぶどう糖、果糖など。〔稿本化学語彙(1900)〕

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デジタル大辞泉 「単糖類」の意味・読み・例文・類語

たんとう‐るい〔タンタウ‐〕【単糖類】

加水分解によってそれ以上簡単な糖に分けられない糖類ぶどう糖果糖など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単糖類」の意味・わかりやすい解説

単糖類
たんとうるい
monosaccharide

炭水化物の単量体。糖類の基本となる糖。糖類の加水分解により得られる。一般式 Cm(H2O)n で表わされ,n の数によってトリオース (3) ,ペントース (5) ,ヘキソース (6) などと呼ぶ。構造中にアルデヒド基をもつものをアルドースといい,ケト基をもつものをケトースという。また多くの不斉炭素原子をもつので,立体異性体が存在する。一般に光学活性体である。溶液では時間の経過とともに旋光度が変化して,最後に一定の値をとって止る。単糖類は多糖類の加水分解のほか,合成により得ることができる。

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