デジタル大辞泉
「南面」の意味・読み・例文・類語
なん‐めん【南面】
[名](スル)
1 南に面すること。また、南の面。「庭園に南面する殿舎」
2 《昔、中国で天子は臣下に対面するとき、陽の方位である南に面して座ったことから》天子の位に就くこと。天子となって国内を治めること。
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なん‐めん【南面】
〘名〙
① 南に面すること。南の面。南側。
※
菅家文草(900頃)二・博士難「南面纔三日、耳聞
二誹謗声
一」
② (中国で、天子は南に面して臣下に対面したところから)
君主の位につくこと。天子となって国内を治めること。
※
続日本紀‐養老七年(723)二月己酉「然則居
二南面
一者、必代
レ天而闢
レ化」
みなみ‐おもて【南面】
〘名〙
※安法集(983‐985頃)「老ぬれば南おもてもすさまじやひたおもむきに西を頼まむ」
② 殿舎の南に面した
部屋。
寝殿造りでは、正客を招じ入れる部屋ともなる。
※
蜻蛉(974頃)中「みなみおもてに、このごろくる人あり」
③ 南向きの正殿。
※栄花(1028‐92頃)月の宴「みなみおもての昼の御座の方に」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「南面」の読み・字形・画数・意味
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