南部麒次郎(読み)なんぶ きじろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南部麒次郎」の解説

南部麒次郎 なんぶ-きじろう

1869-1949 明治-大正時代軍人
明治2年2月21日生まれ。父は肥前佐賀藩の砲術家東京砲兵工廠(こうしょう)小銃製造所長,陸軍科学研究所長をつとめた。大正11年陸軍中将。南部式拳銃(けんじゅう),三八式歩兵銃などの設計者として知られる。昭和24年5月1日死去。81歳。陸軍士官学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南部麒次郎」の意味・わかりやすい解説

南部麒次郎
なんぶきじろう

[生]明治2(1869).2.21. 佐賀
[没]1949.5.1. 東京
兵器発明家。陸軍中将。三八式歩兵銃の考案作製者。三年式機関銃,十一年式軽機関銃,南部式自動拳銃,九四式将校用拳銃,九六式軽機関銃,南部式空包機関銃など,旧日本軍の制式小火器のほとんどを発明した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android