デジタル大辞泉
「半面」の意味・読み・例文・類語
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はん‐めん【半面】
[1] 〘名〙
① 面の半分。また、顔の半分。片面。
※正法眼蔵(1231‐53)自証三昧「或従知識の正当恁麽時、あるひは半面を相見す、あるひは
半身を相見す」 〔南史‐后妃伝〕
② 物の片側。別の面。ある一方だけの面。また、相対するもののもう一つの面。
※地理初歩(1873)〈文部省編〉二「東の半面を、示したる図を、
東半球の図と云ひ」
③ (━する) 隠れ忍ぶこと。
※
吾妻鏡‐元暦元年(1184)三月一三日「広常誅戮之後、成
二恐怖
一半
二面辺土
一」
④ 俳優が、顔の上半分、または下半分に仮面をつけた状態。
※
歌舞伎・茨木(1883)「よろしくあって、よき程に鬼の半面になり」
⑤ 歌舞伎で顔をそぎ落とされた場面などに口にくわえて用いる
張子の面。くわえめん。
[2] 俳句雑誌。明治三四年(
一九〇一)八月から同四一年七月まで断続的に刊行。主情的で自由な主観句を
提唱。岡野知十を
主幹とし
荻原井泉水、渡辺水巴らが
輩出。半面派と呼ばれた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「半面」の読み・字形・画数・意味
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