午時(読み)ごじ

精選版 日本国語大辞典 「午時」の意味・読み・例文・類語

ご‐じ【午時】

〘名〙 十二支時刻にあてたときの、午(うま)の時。昼の一二時ごろ。その前後およそ各一時間とも、その後約二時間ともいう。奈良平安時代定時法では、現在のほぼ午前一一時から午後一時まで。鎌倉時代不定時法では、季節によって相違する。江戸時代後半には昼九つと同じ。
※凌雲集(814)夏日陪幸左大将藤原冬嗣閑居院応製〈滋野貞主〉「松陰絶冷午時後、花気猶薫風罷余」
浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)八「高座にかかる午時(ゴジ)の鐘」 〔白居易‐昼寝詩〕

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デジタル大辞泉 「午時」の意味・読み・例文・類語

ご‐じ【午時】

真昼どき。うまの時。正午

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普及版 字通 「午時」の読み・字形・画数・意味

【午時】ごじ

ひるどき。唐・劉禹錫〔秋日客を送りて潜水駅に至る〕詩 楓林日の鼓 屋、午時の

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