千里一跳(読み)せんりひとはね

精選版 日本国語大辞典 「千里一跳」の意味・読み・例文・類語

せんり‐ひとはね【千里一跳】

〘名〙
① (鶴が飛べば一挙に空を千里飛ぶの意) たちまち遠くまで行くこと。一挙に遠方まで行くことをたとえていう語。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
談義本・風流志道軒伝(1763)三「鐘は上野か浅草を、過ぐる間もなき千里一はね」
② たちまち成功すること。一挙にもうけること。
浮世草子傾城色三味線(1701)湊「おのおののやうな千里一はねなる事にて候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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