千載一遇(読み)センザイイチグウ

デジタル大辞泉 「千載一遇」の意味・読み・例文・類語

せんざい‐いちぐう【千載一遇】

《袁宏「三国名臣序賛」から》千年一度しかめぐりあえないほどまれな機会。「千載一遇好機
[類語]時機機会チャンス好機時節頃合い頃おいときおり機運潮時しおどき潮合い時宜機宜好期適期時分時分時商機勝機戦機タイミングめった得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機比類ない類がない並びない底知れないたぐいまれ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「千載一遇」の解説

千載一遇

千年にたった一度しかめぐりあえないようなすばらしい状態。また、そういう機会。

[使用例] 迷亭、寒月ないし東風などという広い東京にさえあまり例のない一騎当千の豪傑連の挙止動作を寝ながら拝見するのは吾輩にとって千載一遇の光栄である[夏目漱石*吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 柳原は入局六年で早くも千載一遇のチャンス到来というわけだ[山崎豊子白い巨塔|1965]

[解説] 「載」は「年」の意味

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