20世紀日本人名事典 「千葉 亀雄」の解説
千葉 亀雄
チバ カメオ
大正・昭和期の評論家,ジャーナリスト 読売新聞編集局長;東京日日新聞学芸部長・編集局長。
- 生年
- 明治11(1878)年9月24日
- 没年
- 昭和10(1935)年10月4日
- 出生地
- 山形県酒田市
- 別名
- 号=江東,莫愁,露靂火
- 学歴〔年〕
- 早大高師部中退,東京外語中退
- 経歴
- 「文庫」「日本」「日本及日本人」の記者をしたあと国民新聞、時事新報、読売新聞、東京日日新聞(現毎日新聞)等の学芸部長や編集局長を歴任。読売時代には「婦人」欄を設けて婦人問題にも多大の関心を示した。一方、文芸評論家としても活躍し、大正13年には「世紀」に「新感覚派の誕生」と題する評論をのせ、横光利一、川端康成らの文学グループを“新感覚派”と名付けている。また立教大学などで教鞭をとった。著書に「悩みの近代芸術」「異性を観る」「明治の文学」「大正文学概説」「ペン縦横」「新聞十六講」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報