千篇一律(読み)センペンイチリツ

デジタル大辞泉 「千篇一律」の意味・読み・例文・類語

せんぺん‐いちりつ【千×篇一律】

[名・形動]多くの詩がいずれも同じ調子変化のないこと。転じて、多くの物事がみな同じ調子で、おもしろみのないこと。また、そのさま。「千篇一律な(の)正月映画」
[類語]一律無差別一様等しいお定まりお決まり単調平板類型的・没個性的・一本調子モノトーンワンパターンマンネリステレオタイプ

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精選版 日本国語大辞典 「千篇一律」の意味・読み・例文・類語

せんぺん‐いちりつ【千篇一律】

〘名〙 (形動) 多くの詩がどれも同じ調子で変化のないこと。転じて、多くの物事がみな同じ調子で変化がないこと。変化がなく、おもしろみがないこと。また、そのさま。一本調子。
※筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉一「其趣向は千篇一律、従て其文章も始めほどには面白く思はず」 〔芸苑巵言‐四〕

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四字熟語を知る辞典 「千篇一律」の解説

千篇一律

多くの詩がどれも同じ調子で変化のないこと。転じて、多くの物事がみな同じ調子で変化がないこと。変化がなく、おもしろみがないこと。一本調子。

[活用] ―に・―の・―だ。

[使用例] ピアース・ホールで全部学生が一緒に食べる食事は、千篇一律でどうしても飽きが来るのだそうである[庄野潤三*ガンビア滞在記|1959]

[解説] 「千篇」の「千」は数の多いことを表します。

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