千眼(読み)せんげん

精選版 日本国語大辞典 「千眼」の意味・読み・例文・類語

せん‐げん【千眼】

(「げん」は「眼」の呉音)
[1] 〘名〙 千の眼。非常に多くの眼。
日葡辞書(1603‐04)「Xenguen(センゲン) ミレドモ ミエズ〈訳〉千の眼で、または千回見るが、(姿が)見えない。文書語」
[2] (「せんげんせんびかんぜおん(千眼千臂観世音)」の略) =せんじゅかんのん(千手観音)(一)
海道記(1223頃)手越より蒲原「山の千眼は南方より北に下りて有縁を此山に導き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android