千巻(読み)ちまき

精選版 日本国語大辞典 「千巻」の意味・読み・例文・類語

ち‐まき【千巻】

〘名〙 織機部品一つ。普通、織手のすぐ前にあり、反対位置にある榺(ちきり)と相まって経(たていと)を緊張し、また、織られた部分織物をまきとるための木製の円い棒。絹巻(きぬまき)。〔物類称呼(1775)〕

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デジタル大辞泉 「千巻」の意味・読み・例文・類語

ち‐まき【千巻(き)】

織機の部品の一。織り上がった織物を巻き取るための木製の棒。

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世界大百科事典(旧版)内の千巻の言及

【地機】より

…このため有機台傾斜機に分類される。経巻具は緒巻(おまき)または千切(ちぎり),布巻具は千巻(ちまき)とも呼ばれる。綜絖は依然として単綜絖で,中筒(なかづつ)の前方に置かれ,平織しか作ることはできない(一部ではもじり綜絖も用いられた)。…

※「千巻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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