千宗守(せんのそうしゅ)(読み)せんのそうしゅ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

千宗守(せんのそうしゅ)
せんのそうしゅ
(1593―1675)

江戸前期の茶匠。武者小路(むしゃのこうじ)千家官休庵(かんきゅうあん)1世。一翁、似休斎と号す。千宗旦(そうたん)先妻の子(第2子)で、若い時分、塗師(ぬし)吉岡家の養子となり甚右衛門(じんえもん)を名のったが、のち千家に戻った。1666年(寛文6)讃岐(さぬき)(香川県)高松の松平家の茶頭(さどう)となったが、まもなく致仕し、武者小路小川(京都市上京(かみぎょう)区)に官休庵を営む。

[村井康彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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