千光寺村(読み)せんこうじむら

日本歴史地名大系 「千光寺村」の解説

千光寺村
せんこうじむら

[現在地名]安芸市くち みやうえ

井ノ口村の北、妙見みようけん山北麓に位置し、西に小谷おだに村、東は安芸川に接する。村内を安喜浜あきはま村から一宮いちのみや村を経て畑山はたやま村に至る道が通る。天正一七年(一五八九)の西山五名千光寺山田地検帳の、「藤ノ島」と字名が記される一筆に「是ヨリ千光寺」とあり、以下井島いのしま村・宮上みやのうえ村・小倉こくら村・葛藪くずやぶ村が記される。これらの小村が集まって江戸時代に千光寺村と称されたらしい。

元禄郷帳は千光寺村として本田高一三八・〇八一石を記すが、「井ノ口村枝郷」の注がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android