十勝沖地震(2003年9月の)(読み)とかちおきじしん/2003ねん9がつのとかちおきじしん/にせんさんねんくがつのとかちおきじしん

知恵蔵 の解説

十勝沖地震(2003年9月の)

2003年9月26日午前4時50分ごろ、北海道襟裳岬の東南東約80km、深さ約40kmでマグニチュード(M)8.0の大地震が発生した。北海道地方から関東地方までの広い範囲で揺れが観測され、特に日高から十勝、釧路にかけて最大震度6弱の強い揺れが観測された。北海道から東北地方の太平洋沿岸には津波が押し寄せ、厚岸町では遡上高が4.2mになった。苫小牧市では、やや長周期地震動の影響によるスロッシング現象製油所タンクが全面火災を起こした。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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