十八天(読み)じゅうはってん

精選版 日本国語大辞典 「十八天」の意味・読み・例文・類語

じゅうはっ‐てん ジフハッ‥【十八天】

〘名〙 仏語。三界諸天の中、色界にあるという一八の天。初禅天に梵衆天、梵輔天、大梵天の三天、第二禅天に少光天、無量光天、極光浄天の三天、第三禅天に少浄天、無量浄天、遍浄天の三天、第四禅天に無雲天、福生天、広果天、無想天、無煩天、無熱天、善現天善見天色究竟天(有頂天ともいう)の九天を数える。
正法眼蔵(1231‐53)出家功徳「天上といふは、欲界六天あり、色界に十八天あり、無色界に四種ともに出家の道におよぶことなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android