十五の涎繰り(読み)じゅうごのよだれくり

精選版 日本国語大辞典 「十五の涎繰り」の意味・読み・例文・類語

じゅうご【十五】 の 涎繰(よだれく)

(一五歳になってもまだよだれを流している意) 長男でおろかな者にいう語。惣領甚六一説に、男子の一五歳はまだ子どもであるという意。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)四「おりゃ坊主天窻(あたま)の清書きしたと、見せるは十五の涎(ヨダレ)くり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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