じゅうさん‐ぎょう ジフサンギャウ【十三経】
※二中歴(1444‐48頃か)一一「詩・書・礼・易・伝五経。公羊・穀梁并七経。周礼・儀礼是九経。論語・孝経十一経。
老子・
荘子十三経」 〔経学歴史‐経学流伝時代〕
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デジタル大辞泉
「十三経」の意味・読み・例文・類語
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十三経
じゅうさんぎょう
Shi-san-jing
「じゅうさんけい」とも読む。儒教の経書 13,すなわち『易経 (周易) 』『書経 (尚書) 』『詩経 (毛詩) 』『周礼 (しゅらい) 』『礼記 (らいき) 』『儀礼 (ぎらい) 』『春秋左氏伝』『春秋公羊伝 (くようでん) 』『春秋穀梁伝』『論語』『孝経』『爾雅 (じが) 』『孟子』をいう。孔子が教科書としたものに『詩』『書』『礼』の古典があったと伝えられ,また戦国時代には,六経 (りくけい) ,十二経の名が伝えられているが,実際には五経が儒教の経書として次第に定着し,漢代には五経 (『易』『書』『詩』『儀礼』『公羊伝』) と『論語』『孝経』が官吏となるものの必修書となった。そののち『周礼』『礼記』『左氏伝』『穀梁伝』などが加わり,唐初には,『易』『書』『詩』『礼記』『左氏伝』,次いで『周礼』『儀礼』の伝来の注にさらに詳しく解釈した疏を加えていわゆる「正義」 (正しい解釈) とし,官吏採用試験の教科書とした。また唐末までには,『論語』『孝経』『爾雅』を加えて十二経となり,前記以外の経書の疏を著わすものが出,北宋 (11世紀) には,『孟子注疏』を加えて,『十三経注疏』とともに十三経の名目が固定した。
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十三経
じゅうさんけい
経書と呼ばれる13種の儒学の古典
『周易 (しゆうえき) (易経)』『尚書 (しようしよ) (書経)』『毛詩 (もうし) (詩経)』『周礼 (しゆらい) 』『儀礼 (ぎらい) 』『礼記 (らいき) 』『春秋左氏伝 (しゆんじゆうさしでん) 』『春秋公羊 (くよう) 伝』『春秋穀梁 (こくりよう) 伝』『論語』『孝経 (こうきよう) 』『爾雅 (じが) 』『孟子 (もうし) 』の十三経で,総称の成立は宋代である。
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十三経
儒教の基本的な経典。▽『易経』(周易)、『書経』(尚書)、『詩経』(毛詩)、『周礼』(しゅらい)、『儀礼』(ぎらい)、『礼記』、『春秋左氏伝』、『春秋公羊伝』、『春秋穀梁伝』、『論語』、『孝経』、『爾雅』、『孟子』 ※『爾雅』、『孟子』の代わりに『老子』、『荘子』を入れる説もあり
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世界大百科事典(旧版)内の十三経の言及
【十三経注疏】より
…416巻。《周易》《尚書》《毛詩》《礼記(らいき)》《周礼(しゆらい)》《儀礼(ぎらい)》《左氏伝》《公羊(くよう)伝》《穀梁(こくりよう)伝》《論語》《孝経》《爾雅(じが)》《孟子》の十三経の注疏。前2世紀前漢武帝のとき,儒教が国教化されると,易・書・詩・礼・春秋の五経に博士官([五経博士])が置かれた。…
※「十三経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」