百科事典マイペディア 「匹見[町]」の意味・わかりやすい解説 匹見[町]【ひきみ】 島根県西部,美濃郡の旧町。大部分が山林で,パルプ材として切り出すほか,木材加工も行う。ワサビを特産し,阪神,広島へ出荷。匹見峡など西中国山地国定公園の景勝地がある。2004年11月美濃郡美都町と益田市へ編入。300.28km2。1798人(2003)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
世界大百科事典 第2版 「匹見[町]」の意味・わかりやすい解説 ひきみ【匹見[町]】 島根県西部,美濃郡の町。人口2096(1995)。中国山地の山間部にあり,広島県境の恐羅漢(おそらかん)山など急峻な山に囲まれる。総面積の大部分が山林で,高津川支流の匹見川が匹見盆地で広見川,紙祖川,落合川を合わせて西へ流れ,これら河川沿いにわずかの耕地が開ける。パルプ材などの林業が中心で,ワサビ,シイタケ,コンニャクなどの栽培,匹見川のアユ漁が盛ん。特にワサビは幕末から栽培され,良質のワサビとして知られる。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報