精選版 日本国語大辞典 「匙加減」の意味・読み・例文・類語
さじ‐かげん【匙加減】
〘名〙
※浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中「匕(サジ)かげんさまざましたまへ共、石臼に鋸なり」
② 医者の手当のしかた。治療。
③ (①から転じて) 一般的に、配合。とりあわせ。
※浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)二「エエもどかしいと両方を、無理に配剤匙加減、調じ合せためでたいとさざめく中へ」
④ 分量の多少を考えること。手加減をすること。手ごころ。
※俳諧・俳諧三部抄(1677)中「我なみだ提の水に一味して さしかけんよくまつる聖霊〈正武〉」
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