北海道アイヌ(読み)ほっかいどうあいぬ

世界大百科事典(旧版)内の北海道アイヌの言及

【アイヌ】より


[アイヌ民族の再生へ]
 84年5月27日,北海道ウタリ協会(北海道在住のアイヌの組織。61年設立,前身は30年設立の北海道アイヌ協会)が同法の即時撤廃と〈日本国に固有の文化を持ったアイヌ民族が存在することを認め,日本国憲法のもとに民族の誇りが尊重され,民族の権利が保障されること〉を求めた,〈アイヌ民族に関する法律(案)〉(略称〈アイヌ新法〉)を全会一致で採択した。 同協会はこの採択をふまえて同年7月,北海道知事・北海道議会議長に〈北海道旧土人保護法〉の廃止と新法制定について陳情書を提出し,北海道知事(横路孝弘)はこれをうけて,ただちに知事の私的諮問機関である〈ウタリ問題懇話会〉を設置した。…

※「北海道アイヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」