北洋三傑(読み)ほくようさんけつ

世界大百科事典(旧版)内の北洋三傑の言及

【段祺瑞】より

…北洋武備学堂の第1期生を首席で卒業してドイツに留学,帰国して袁世凱のもとで新軍の創設につとめた。竜の王士珍,狗(いぬ)の馮国璋と並べて虎の段祺瑞と称された(北洋三傑)。中華民国の袁大総統のもとで陸軍総長を連任して実力をたくわえ,袁世凱の死後,3度国務総理となり,4年間にわたって北京の政権を掌握した。…

【馮国璋】より

…淮(わい)軍に投じて北洋武備学堂の第1期生となり,袁世凱のもとで頭角を現した。段祺瑞,王士珍とともに〈北洋三傑〉と称され,袁家の家庭教師を妻にもらったが,袁世凱の帝制には協力的でなかった。張勲の復辟後,代理大総統となり,直隷派の領袖として段祺瑞の北京政権独占に対抗した。…

※「北洋三傑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」