北枢密院(読み)きたすうみついん

世界大百科事典(旧版)内の北枢密院の言及

【遼】より

…ただ一族の耶律大石(やりつだいせき)(徳宗)は西方に逃れ,中央アジアで遼国を再興して西遼(カラ・キタイ)と称した。
[官制,法制]
 統治の基本的体制として,軍政全般と遊牧民の民政をつかさどる北枢密院以下の北面官と農耕民の民政にあたる南枢密院以下の南面官が設けられた。北枢密院の管轄は特権階級の契丹族をはじめとする奚(けい),室韋(しつい),烏古(うこ),敵烈(てきれつ)などの遊牧民族で,これらは初め部族制集団を温存したが,しだいに中央集権的に整備された。…

※「北枢密院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android