20世紀日本人名事典 「北村 サヨ」の解説
北村 サヨ
キタムラ サヨ
- 生年
- 明治33(1900)年1月1日
- 没年
- 昭和42(1967)年12月28日
- 出生地
- 山口県玖珂郡日積村(現・柳井市日積)
- 経歴
- 農家の四女として生まれ、田布施町の北村家に嫁ぐ。昭和19年8月11日夜、“汝は天照皇大神のひとり娘にして、世界がひと目で見える眼鏡をやろう”という天照皇大神の神示をうけ、20年7月自宅で説法を始めたのをきっかけに45歳から本格的な布教活動を始める。22年宗教法人・天照皇大神宮教を設立。自らを“女役座”と呼び、踊りながら“歌説法(うたぜっぽう)”をしたため、“踊る宗教”といわれた。素朴な農婦そのままの“無我の舞い”と“歌説法”は敗戦のショックにうちのめされた日本人の心をとらえ、多くの信者を得た。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報