北房町(読み)ほくぼうちよう

日本歴史地名大系 「北房町」の解説

北房町
ほくぼうちよう

面積:七一・七六平方キロ

吉備高原上に位置し、郡の最北部を占める。北は大山だいやま山系阿哲あてつ大佐おおさ町・真庭まにわ勝山かつやま町、東は大野呂おおのろ山系と備中川の形成した平野部で真庭落合おちあい町、南は四峰よつうね山系で有漢うかん町、西は阿哲台地で新見市・高梁たかはし市に接する。備中川とその支流中津井なかつい川が丁字形盆地(標高一五〇―二〇〇メートル)を形成。

近世までは英賀あが(阿賀)郡に属し、英賀郡衙跡とも考えられる上水田の小殿かみみずたのおどの遺跡や英賀廃寺のほか、前方後円墳の荒木山西塚あらきやまにしづか古墳や同東塚古墳、たつ古墳、方墳の大谷おおや一号墳などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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